株式会社PAP
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趣味「飼い込む」

皆様お疲れ様です。
元N4N山です。
またアクアリウムの楽しみ方のご紹介をしに参りました。
今回は飼い込む、と言われる現象についてご紹介したいと思います。

まずは1枚写真をご覧頂きましょう。

こちらは「ラスボラ・ヘテロモルファ」というタイとかマレーシアとかあの辺りの小型のコイです。
こちらは導入直後の写真ですが、黒っぽくて地味な魚ですよね。
しかし、今水槽ではこんな姿になっています。

体色がキレイな濃いオレンジに変化しました。
この魚の本来の生息環境に近い「弱酸性の軟水」を維持する事によって、
徐々に発色が良くなっていきます。

こちらは今まさに買ってきましたって状態な若い「レモンテトラ」。
ブラジル原産の小型淡水魚ですね。
ヒレの一部に黄色い部分はありますが、まだまだ透明色の魚って感じです。

ちょっと写真では分かりづらいのですが、透明色だった胴体部分が、
名前に「レモン」とあるように、淡い黄色に色付きます。
体高がしっかり出ている辺りからもちゃんと成熟している事が伺えますね。

ベタやグッピー、金魚なんかは「色揚げ」タイプの魚で、餌によって発色が左右されるタイプです。
餌の品質が維持されている限りは、加齢や余程のストレスを与えなければ
あまり色合いに変化はありません。
お店で売られているそのままの色で家に持って帰って来られます。

対してこちらの「飼い込み」タイプは、好ましい環境を維持し続ける事によって
初めてきちんと発色し、ストレスを与えると元の色に戻ってしまいます。
基本的にお店で売られている時には、大抵このタイプは発色していないので、
飼ったことのある人にしか本当の色味はわからないんですよね。
それだけに、きちんと色を出せた時の喜びは一際に大きいですね。

 
いかがでしたでしょうか。
ただ魚を水槽の中で生かしていくだけではなく、飼っていく中で磨いてより本来の姿に近づける。
そんなアクアリウムの魅力も知っていただけると幸いです。

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