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趣味の挑戦と誤算

元N4N山です。

好きこそものの上手なれという言葉があります。
好きでやっている趣味だからこそ、時に挑戦したくなるというものです。
ということで私がアクアリウムで挑戦した事についてご紹介したいと思います。

まずは、こちらの水槽をご覧ください。

こちらはベタの水槽ですが、実はこのベタ達は、みんな兄弟です。
そう、ベタの繁殖に挑戦し、成功しました。

ベタの繁殖は(アクアリウム業界では)知名度が高くネットで簡単に方法を知ることができます。
オスが体を「く」の字のようにしてメスを抱きかかえて産卵するのが特徴的ですね。

ブログの解像度で見えるかは微妙ですが、魚の下からこぼれ落ちている白いのが卵ですね。(赤○)
ここからカメラでは捉えられないくらいの大きさの稚魚が産まれ、成長していきます。

なんとかカメラで撮れるようになったのも、生後1ヶ月以上経ってからでした。
稚魚は特に水質の変化や水流に弱く、あまり水替えができないので水槽が汚いのはご愛敬。
本当に最初期は200匹くらい産まれましたが、生き残ったのは30匹程度。

父親はこんなきれいなヒレの持ち主なので、さぞきれいなヒレを持つ子供が取れることでしょう。

と、思って更におよそ2カ月後がトップの写真になります。
ここからが誤算の話。
それぞれ雌雄を観察してみたところ、このベタ達、メスばかりです。
最初に、「みんな兄弟です」なんて書きましたが、正確にはみんな姉妹です。

動物の中には、人間とは違い、雌雄の比率が1:1でない場合があります。
しかし、色々とアクアリウムサイトを漁ってみてもベタの雌雄の比率について言及している物は見当たらず。
特に書いてないならば、1:1で産まれてくるのだろうと思っていました。
結局ネット上で有力な情報は得られず、打つ手無くベタの専門店に問い合わせたところ、
「ベタの繁殖は9割メスが産まれますよ」との回答が。
つまり、最初の200匹から30匹まで減った間に、偶然オスがみんな落ちてしまったようです。
初めての繁殖で30匹生き残れば上々、とは言われるのですが、まさか1匹もオスが残らないのは、大誤算でした。
 

オスを取ることは諦め、まぁメスもかわいいし、ひとまず初めての繁殖成功を大事にして、次の世代はまたオス親を買ってこようと思っていました。
ところが、生後半年を数える最近になって、一匹のベタが急速に成長してきました。

ヒレの伸び具合がオス・・・っぽいような。
メスの特徴である産卵管が見えない・・・ような。
ずっと姉妹達と生活してきたので、威嚇行動も取らず、このベタがオスかメスかはまだ判断が付きません。
ですが、誤算の中の最後の希望として、大切に育てていこうと思っています。
そしてまた繁殖に挑戦し、生存率を高めてしっかりオスを取りたいですね。

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