株式会社PAP
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3Dプリンタ

みなさんドーモ フィジカル・パワー・ボムのKです!

毎週行う清掃活動で事件が起きました・・・。
清掃活動や朝礼で使用するベルの音が鳴らなくなってしまったのです!

通常なら新しいのを買い直す発想になりますが、自分も技術者の端くれ、
中身を開けて何故鳴らなくなったのか原因の追及が始まります。

なんとリングを止めているアームの爪が折れているではないですか!

設計室に1つしかない大事なベル、買い直そうにもこのベルは製造が中止されて同じ物はない・・・作ろう。

そうと決まればさくっと3Dモデルを作りましょう。

はい、できましたね。
ここで大事なのはアームが回転しても真鍮のリングが飛ばないようにかつ、ある程度フリーに動ける構想にしなくてはいけません。

元の形状を複製しても良いですが、爪の形状を作るのは中々の難易度です。リングの内径より小さいボルトを通してボルトで固定する今の形状が最適解でしょう。

3Dモデルが作成できたなら、次はイメージを現実にする工程が必要になります。そんな時はこの子の出番です。

言わずと知れた3Dプリンタの出番です。
この子でデータから現物を造形していきましょう。
ちなみに我が家にある3DプリンタはFDM方式(熱溶解積層方式)と呼ばれるもっともポピュラーな造形方法の機種です。

STLモデルからgcodeデータへ変換し、あとは機械くんに任せてテレビを見ながらゆっくり待ちましょう。

数十分後――

造形がされた後は家に落ちている適当なボルトを通し、ベルの回転シャフトに嵌め合わせれば・・・完成です!!!!

いままで半分の力でしか鳴らなかったベルが、以前同様に力強い音が鳴り響くようになりました!
修理完了です!!!

今回はいかにも技術者らしいブログとなりました。
3Dプリンタは、困った時に小さい部品をすぐに造形できるメリットもあるので、みなさんもぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

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