株式会社PAP
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業務紹介~制御設計~

みなさんこんにちは! 親指めっちゃ曲がるYです。

先月の機械設計の業務紹介ブログに続き、今回は制御設計の業務について紹介します!
制御設計では、電気分野をはじめとした広い範囲の知識をもとに、
機械が正しく安全に動くよう様々なことを考える必要があります。

いったいどんなことをするのだろう…?と感じている方も多いと思いますので、
今回は搬送機械の制御設計をしている1課2グループのチームリーダーMさんに
制御設計の内容や仕事の面白さなどについて紹介していただきます。
それではMさん、お願いします!

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機械設計の業務紹介ブログでコンベヤの話がありましたが、
私のチームではそういった倉庫系工場に導入されている機械の制御設計を担当しています。
皆さんの身近にあるどんな機械も、まずは電気を通さないと動かないですし、
電気を通すだけではただ電池に繋いだ豆電球のように光り続けるだけで、
明るさを調整したりタイマーを設定するということは出来ません。
その為に給電・制御(コントロール)を考える制御設計が必要になります。

上流工程からトスされる仕様をもとに、電気工事にかかわる各図面の作図者、
制御するソフトの作成者、および現場の施工者など、仕事に関わる様々な人が
スムーズに作業を進められるように指示する資料をまとめるのが私たちの主な仕事です。
広大な敷地に張り巡らされる搬送機械の制御設計は、とても自由度が高いです。
「とりあえず動けばいい」設計をするのか、
「実際に使う人のことを考えて」設計をするのかでは、正解は大きく変わります。
限られた時間の中で、私たちは一つ一つ悩みながら、完成形を正解に近づけていきます。

かつては2D CADで仕事をしていたため、図面から実物の立体的な構造を
想像できる人でないと、上手く作業が出来ないことがありました。
最近では3D CADを導入し、設備全体の立体図が見える状態で仕事ができるので、
とても分かりやすくなりました。
しかも3D CADの世界には多くの情報をパラメータとして入力することができるので、
制御機器の手配や図面の作図は、パラメータを上手く使うことで自動化できるようになりつつあります。
一定の設計ルールさえ覚えてしまえば、未経験の人でも、電気の知識が無いところからでも仕事ができるのがこの業務の魅力的な所だと思っています。

とはいえ何も知らない状態で仕事をするのでは、「とりあえず動けばいい」のところまでしか設計はできません。
そこからレベルアップするには、一つ一つの設計ルールの意味を深く理解していく必要があります。
理解をするには、知識も必要ですが、「これはこういうものだから」と思考停止せずに、
どういうことなのかを考えようとする気持ちが一番大切です。
日々の生活をする中で、なんとなく気になったことに好奇心を持てる人は、
この仕事に向いていると思います。
また、大きな設備の案件に関わるので、本当に沢山の人と間接的に関わることになります。
直接関わる人だけでなく、自分の仕事が結果的にどういう人のどういう作業を助けているのかを想像して、思いやることができるかどうかが、「実際に使う人のことを考えて」設計をするところに繋がっていきます。

弊社では資格教育制度や勉強会を通じて、設計への理解を深めるための知識の面でも、
他人を思いやることができる人間力の面でも、設計に大切な要素をフォローアップしています。
そうやって、「誰にとっても正解な設計」を素早く叩き出せるようになって、
関わる色々な人を少しずつでも良い気持ちに出来たら、もっとこの仕事を好きになれると思います。

自分の設計が認められて、大きな設備の一部として動いているところを想像すると
わくわくするな~という人は、ぜひぜひ制御設計の選択肢を考えてみてください。

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Mさん、ありがとうございました!
PAPには経験豊富な先輩方がいらっしゃるので、私も日々助けられながら業務をしています。
いつもありがとうございます…!

制御設計の業務紹介は以上となります。
読んでいただいた方の中で少しでも制御設計のイメージが湧くようになれば幸いです!

それでは、失礼いたします!

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