2024年 春を感じる5日間
老若男女が「ろうじゃくだんじょ」なら
私を含め救われていた人はきっといることでしょう。
皆さんこんにちは。貴方の隣人FJです。
先日PAP本社では「春を感じる5日間」というイベントが行われました。
冬が終わりを告げ、だんだんと暖かくなる時期に
お昼休憩で外に出かけることを推奨し、感じた春を短歌で募集するという企画です。
(引用元:PAPブログ2023年4月18日)
今回のブログでは集まった短歌の一部をご紹介します。
皆さんも是非、その情景を思い浮かべながら読んでみてください。
それではどうぞ!!
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🌸春になり 咲いた桜が 空染めて 強い風で 地面も染まる(T・T)
🌸春風は 寂しさ全て 吹き飛ばす 舞う桜見て 笑顔になれる(T・Y)
🌸ぽかぽかと 遅咲きさくらが 満開だ スタートダッシュに 彩添える(K・S)
🌸花便り 桜吹雪が 吹き荒ぶ 春風と共に 終わる厳寒(T・T)
🌸春色に 染まる桜木 テレビ塔 十六夜の月と ともに輝く(I・T)
🌸咲きだした 街ゆく人の 纏う色 パステルカラーに 心華やぐ(Y・Y)
🌸一片の 花びら揺れる 春嵐 梅の香りが 心地よきかな(T・T)
今年の桜は少し遅咲きでしたね。
それでも確かに訪れた春を、皆さんそれぞれの感性で感じていたようです。
🌸足元の 花愛でるため 俯けば ダム決壊し 花粉を恨む(S・K)
🌸小休憩 コンビニ行くと 悩ましい 今日のコーヒー ホットかアイスか(I・T)
🌸朝起きて 寒いと感じ 羽織った上着 帰りの電車 汗が滲んだ(K・T)
花粉症や寒暖差は春特有の悩みですよね。
これらもまた、春を感じる要素の一つと言えるでしょう。
🌸スーパーの 真っ赤な姿 いちごたち 食べごろだよと 呼んでるみたい(K・A)
🌸マック行き 期間限定 てりたまに 春とはなにか わからず食べる(M・A)
🌸菜の花に めんつゆひたし ゴマで和え 泡盛なべて 世はこともなし(I・K)
🌸筋トレを 再開したいと 思う春 陽気でついつい ラーメン大盛り(N・Y)
花より団子とはまさにこのことですね。
その季節の旬をいただくのも、季節の醍醐味なのでしょう。
🌸朝起きて 窓の外見て きれいだな キラキラ踊る ランドセルたち(K・A)
🌸窓を打つ 生憎の雨 目をやれば 張り付く花弁 雨天の花見(Y・Y)
🌸卵とじ 土筆の苦味 懐かしい 母と話しながらの はかまとり(Y・H)
「日本人の誇る文化!」というよりも
各家庭で慎ましく伝えられる暮らしの中の所作が、
私たちの心の中にある景色であり、郷愁を誘うのではないでしょうか。
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いかがでしたでしょうか。
皆さんそれぞれの春の感じ方があって面白いですね。
忙しい日々の中でついつい季節の変化も見落してしまいそうになりますが、
たまにはこんなイベントを通して一息つく時間も大切だなと感じました。
来年以降も続けていきますのでお楽しみに!
ちなみに日本語における漢字の読みには音読みと訓読みがありますが、
音読みの中にも「呉音」「漢音」「唐音」と、いくつかの種類があるそうです。
男女も呉音なら「なんにょ」、漢音なら「だんじょ」といった具合です。
複雑ではありますが、そこも含めて日本語の美しさなのだと思います。
気になる方は是非調べてみてくださいね。
それではまたお会いしましょう。貴方の隣人FJでした。
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